掘った場所が山や川に!AR(拡張現実)技術を使った砂場が凄い!
AR(augmented reality)、日本語では『拡張現実』と呼ばれる技術をご存知だろうか?もの凄く要約して説明するならば、コンピューターを使って現実世界に仮想の情報を付加する技術、ということで現実を拡張する意味で『拡張現実』と呼ばれるものだ。今回はこの技術を使った面白い砂場をご紹介したい。
凹凸を読み取る
子供の頃に公園などの砂場で山を作ってトンネルを掘ったり、穴を掘って水を溜めたりして遊んだことがあると思うが、今回ご紹介する技術はその山や穴の凹凸を読み取って直感的に分かりやすい凹凸を表す色の情報を付加するというもの。
例えば写真のように大きく砂を掘るとそこは湖のように青となり、順に緑、黄色、茶色と高さに従って色分けされていく、山を作ればそこが濃い茶色で表示され、直感的に『高い位置』と認識できるようになるのだ。
逆に砂を盛ると浮島のように緑に色付けされる、ここに水を流したり風を吹かせたりすることで災害時のシミュレートなどに活用できるのではないだろうか(個人的には砂場として遊びたいが)
実際の様子は動画でどうぞ
色を投影しているのはこちら
砂場に映し出される色や模様は上から吊り下げられたこの装置によって行われいる、右側の黒い装置が凹凸を読み取り、左の白いプロジェクターで投影するという感じだ。
様々な場面への応用が効きそうなこの技術、今後は前記したような災害シミュレーターとしての活用や、個人的にはアミューズメントへの活用も期待したい。
尚、技術に関しての詳しい情報は技術の開発元であるニューヨーク州立大学ジェネセオ校のページで確認することができるので興味のある方は是非一度覗いてみて欲しい。